直日
ニンゲン、生活してりゃ~アレコレ壊れたりするんですが、
これが良くある話で、いっぺんに来るんですよねえ。
という訳で、ウチの掃除機。(大損DC63モーターヘッド)
先っぽの、回るブラシが回らなくなった!と嫁さんが言ってから数週間。
「新しいの欲しいなあ」などとクレイジーな事をほざくので、直しに掛ります。
調べると、このテレスコ(伸縮)は外して、グリップとヘッドを
直に繋ぐと回る。つまり、この中の導線が切れるかなんかして、電器が通ってないと。
テスターで見ると、マイナス線が導通してない。
完全に分解する必要があるんですが、必要な工具は
〇 カドを丸くしたマイナスドライバー
〇 ラジオペンチ
〇 トルクスドライバー T8(長いドライバーじゃないとダメ、Lレンチだと
精神が持ちません)
〇 トルクスレンチ T15 T20 (これはLレンチでOK)
〇 不要ワイパーの芯金
〇 マスキングテープ(セロテープでも可)
〇 ハンダこて(40W程度でOK)とフラックス(絶対に必要)
〇 カッターナイフ
〇 接着剤スーパーXと、できればプラリペア
〇 うすっぺらい長い硬いもの(15cm定規とか)
〇 テスター
〇 絶対に直すという気合
と、結構要ります。
ちなみに、このテレスコ、新品で購入しても6千円しません。
普通は買いましょう。
実は、初めにバラした時、中のフレキ導線がグチャグチャになり
何度切れた所をハンダ付けしても組む時に切れてしまうのでした。
指の部分が、伸縮を繰り返して中のステンレス導線が切れてしまった所。
切れてます。出てます。
単純に、ハンダ付けしてみたんです。
ですが、組立で、あっさりもげました。何回も付けて組んでバラシ・・。
もう諦めようとしてたんですが、エブリィでお世話になったstarriseさんとの
やり取りで「諦めちゃ、ダメだ!」と。
んで再開。
ヘタクソハンダは、切り取る。落ち着いて考える。
黒い樹脂部分って、芯がある感じで、固い。つまり、フレキとどうにかして
繋がってる訳で。カシメか、レーザーか、ハンダか。
まあハンダだろうなあ、と予想して、カッターで黒い部分をむしって行く。
やわらかブラックを全部取ると、白い樹脂にインサート成型されてる接合部がコンニチハ。
更にコイツをカッターでむしって・・ハンダが出た。ヨシ!ここを付け直せば良い。
フレキの先端を再生する時に、金属線にキズを付けない様にカッターで被覆を剥がします。
なんとかできたら、補強します。たまたまウチはプラリペア。早く固まるので便利。
土手を造り・・
盛っていきます。
オモテが固まったら、裏返して更に、盛る。
これを、スーパーXでコーティングすれば完璧なんだけど、もう深夜2時だったので
やらなかった。
フレキ単体での、導通をテスターで確認。OK!
組み立てる。フレキを入れる際、順番がある。
端子で、白いコネクタを分解する方をテープでまとめつつワイパーの芯金で
繋いで、それをテレスコの中の穴に入れると、通しやすい。
組みの画像は撮らなかったので、イマイチかもしれませんが、必ず
ばらす時に絵に書くか、写真に撮る事を強くオススメします。
結果的に・・
モーターヘッド、回ります!!
良かった良かった。
浸透
家の車、エブリィワゴン。のタービン(ターボ)が壊れた、と。
見た訳ではないのですが、音と位置と、アクセルとの関係で間違いない、と。
まあ坂道登らない、平坦な道でも2000RPMから「ギャリガりガリ~」
ひで~もんでした。こりゃタービンの羽根が当たってるんだ!と
素人判断を行い、リビルドタービンをネットで購入しました。
ええもちろん、交換作業は自分で行います。
(楽しそうなのと、¥的に)
StarRiseさんトコにお邪魔して、始めます。オイルやクーラントはカインズホームで
買いました。
オイルフィルターはアストロのA-328です。
4脚のウマでアゲまして・・・
クルマの下へレッツラゴー!
この車のオイル交換とか、フィルター交換は、実は自分でやるのは初めて。
いつもバックスとかディーラーでした。
小さなカートリッジを取って付け。やあ、楽しいなあ。
サテ、マフラー(触媒部)を外して、タービンこんにちはするべか!
・・・・
・・・・・・
ん???回・・・らない 。つーか、M8なめた。タガネカモン!!
うがああ~ダメダ~~~取れねえ~~~。奥のも工具入らないし~~~
その為には、かぶさってる遮熱版取らないとイカンし~~~
だけども、これはM6で留めてあって、メタクソ外しにくいんだよ!!
タガネ使っても3本の内一個しか取れなかった。
そうこうしてるともう夕方。タイムアップ。ひとまず今日はおしまいです。
明日、マジでリベンジです。(交換したタービンは、返送しないといけないから)
帰りに、アストロ寄ってツイストソケット買いました。
遂にこれを必要としてしまったか・・。
布団のなかで考えて、ソケットだけでは、また舐めるかもしれない!
ヒートサイクルも併用しよう!と思い・・・
クレの冷凍浸透ナントカ、とガスバーナー。
熱ッッつくしといて、冷凍で急激に冷やす。を繰り返せば、動くんじゃね~がな~って。
ゴォー
ブシャーーー!!! ※繰り返し
んで、ツイストソケットを舐めてない方のM8に掛けると・・・
カキン!!
おお!!回ったぞ!嬉しい!!
しかし、舐めた方はツイストが掛らず。結局ヒートサイクルとタガネプレイ。
数時間の格闘の末・・・
回った・・・ぞ・・・・。
あ~良かった。ほんとに安心しました。所で、回ったけどこれじゃ抜けません。
遮熱版を外さないといかんのです。
これも、一個はツイストで回り。しかし最後の一個は、冷凍とタガネを1時間位
やって、ようやく・・・。
同時にM8も抜けます。
堅いゴムホース(クーラント)も苦労した。何しろ狭い。のと、
年数が経ってるので、バッチリパイプとくっ付いてる。
ダガ、PBのマイナスをつっこんで、バイクのグリップを外す要領で、なんとか。
やっと、おりたよタービン。2日がかり。M8のネジのせいだが。
排気側は、欠けてる。
吸気側は、何かと当たった跡が。なんだろう・・・。
とにかくガタガタな、羽でした。
スタッドボルトは、リビルドに付いてこなかったので、外して(本当は
前もって新品購入しておくと良い)取り付ける。
スタッドを外す際にも、ヒートサイクルで外しました。(Wナットで)
組みたて時は、カッパーグリスをネジ部に塗って組みました。
その方が組みやすいし、トルクが掛りやすく、かじりにくくなるからです。
さて、リビルドタービンキットに付属している、オイルパイプに交換しなければ
なりません。しかし、ボルトを緩めただけでは絶対に抜けません。
エンジンマウントを外す必要があります。
画像右下にぶら下がってる黒いのがそうですが、M84本でクランクケースに
留めてあります。とにかく、緩めて・・・(外さない)
丸い大きなブッシュのナット(M10二面幅17mm )も緩める。
フロアジャッキ(5基目)で、トルコン部を少し持ち上げる。
4本のM8を外す。と、黒いマウントがぐるりと外れます。(M10を軸にして)
ここでようやくオイルパイプが外れます。ケースには仮止め位にしておきます。
マウントを組みますが、M10のボルトは抜いちゃって、M8をケースに仮組します。
ガタの無い位の締めでOK。
丸とは穴位置が合ってないので、フロアジャッキで持ち上げて行くと
鉄板マウントと、ゴムブッシュの穴が合います。
したらも~~、外しておいたアレやコレを、付属のガスケットと共に
組んでいくだけ。
マフラーも付けて、確認。
オイルを2.8リットルいれまして、クーラントも補充します。
バッテリーを乗っけてさあ、エンジン始動!
あは~~。静かだよ~~~(当たりまえ)
少しアイドリングさせて、漏れ、ないな!良し。
工具を汚したまま帰ってしまってすみません。
マジ感謝しか無いですよ。道具や場所のおかげでできたのです。
StarRiseさん、本当にありがとうございます。
